2024.10.20
NEWS
水指蓋の制作
備前の水指の蓋を頼まれました。
弟さんがお姉さん(副代表のお茶の先生)のために購入してきた水指だそうですが、手つくねのため、口周りは当然均等ではありません。
はじめは、長く保管していた神代杉のほか目のつんだ天然杉を準備しましたが、最終的に神代杉を使いました。
使った神代杉の残りです。この下部分の大きいところを使いました。
不均等の縁に合せるために、いろいろなジグを制作しています。
少しずつ少しずつ直あわせしながら削ります。
縁の出し方も場所場所で測りながらあわせます。
蓋の裏は中を少しくり抜き、ふたの上は少しふっくらと丸みをつけてあります。
つまみはまぐろ(黒檀)といわれる真っ黒の黒檀を使いました。木目は横で使うとポキンと折れることもあるので、縦に使うことで強度を付けました。手がかり部分は少し削って持ちやすくしてあります。
10月、副代表のお茶稽古日にお持ちしました。
さっそくお茶会で使っていただいたので、別ニュースで報告します。